2017年

1月

31日

愛妻の日のひとりめし

今日1月31日は、“愛妻の日”だそうである。
数字の1をアルファベットのI(アイ)に見立て、31で(サイ)だから、“アイサイ(愛妻)”と、云うわけである。
昨今はそうでもないようだが、わたいの幼い頃などは、とかく日本の夫は妻を乱暴に扱う、まるで奴隷か婢のように扱う、と、西洋人から顰蹙されている、と、聞いたものである。実際その頃は、いわゆる専業主婦がほとんどで、したがって、1年365日、朝から晩まで休みなし、それでいて、家事労働は仕事とはみなされていなかったのだから、いまから思えば、随分酷い待遇である。
こんなジョークを聞いたことがある。
「家事をハウス・メイドまかせにせず、自分で料理を作り、掃除をし、ベッド・メイクをし、洗濯をする妻には、最低限、次の三つが与えられるべきである。
週一回のレストランでの食事、感謝のキス、真心のこもったねぎらいの言葉」
ジョークに真理あり、と、云うべきだろう。
「ウチには悪妻はいても、愛妻などいないよ」
などと、不遜の言辞を吐いてはならない。
わたいなど、愛妻はおろか、悪妻も、愚妻も、賢妻も、そもそも、妻自体がいないのである。
まぁ、だからこそ、仕合せである、とも、云えないことは、ないのだが……。
とまれ、そのことと、わたいの食卓を飾る献立とには、なんらの関連もない。
相変わらずの、ひとりものの、ひとりめし、で、ある。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、ポタージュ・スープ、野菜ジュース、バナナ(2本)

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2017年

1月

30日

アドルフ・ヒトラー内閣成立の日のひとりめし

1933年(昭和8年)の今日、ドイツ・ヴァイマル共和国において、アドルフ・ヒトラー内閣が成立した。アドルフ・ヒトラー、と、云えば、強烈な独裁者のイメージが強いし、実際、強烈な独裁者であることに違いはないのだが、彼は当時、最も民主的な国家と謳われたヴァイマル共和国の、合法民主な手続きに則って、政権を獲得したのである。
民主主義は、頽廃すると、独裁者を産み出す最良の(?)土壌となることを、この歴史によって知らなければならない、とは、Macをはじめ、わたいたちが深く認識しているところである。
もちろん、そのことと、わたいの弁当箱に入っている食物とには、なんらの関連もない。
先週の公約(?)通り、ブリ大根を料理った。

 

献立:麦飯(海苔とかつおのふりかけ)、ブリ大根、ほうれん草と白菜のごま和え

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2017年

1月

27日

合衆国大統領の進歩

 合衆国大統領は進歩している。

初代大統領ジョージ・ワシントンはウソがつけなかったが、現在の大統領は平気でウソがつける。

2017年

1月

27日

W・A・モーツァルトの誕生日のひとりめし

今日は、神童と呼ばれ、ハイドン、ベートーヴェンと並んで、ウィーン古典派三大巨匠のひとりに数えられる、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの誕生日である。
彼が生まれたのは1756年、日本では江戸時代、徳川将軍第9代家重の頃である。
日本でも、おそらくは、彼ほど有名な、そして、彼ほどその作品が演奏され、また、聴かれているクラッシック音楽の作曲家はいないだろう。
もともと有名だったのが、1984年(昭和59年)のミロシュ・フォアマン監督による映画『アマデウス』で、爆発するようにその人気に火がついた。
もっともわたいとしては、モーツァルトよりもベートーヴェンのほうが好みである。
散作は、森雅裕氏の江戸川乱歩賞受賞作『モーツァルトは子守唄を歌わない』が大のお気に入りで、何度読んだか解らないくらい読んだらしい。モーツァルトの死をめぐって、ベートーヴェンとツェルニーが活躍する、と、云う物語で、なるほど、おもしろそうな設定である。
また、散作によると、田中芳樹氏の『銀河英雄伝説』の登場人物のひとりに、モーツァルトの名から採った人物がいるそうである。
もちろん、それらのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。およそ、芸術的香気とは無縁の、いつもながらの献立である。

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、オニオン・コンソメ・スープ、野菜ジュース、バナナ

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2017年

1月

26日

文化財防火デーの日のひとりめし

1949年(昭和24年)の今日、奈良法隆寺金堂壁画が、火災により焼損した。
これをきっかけに、「文化財を火災や震災から守るとともに、文化財愛護思想の普及高揚を図る目的で、1955年に文化財保護委員会(現文化庁)と国家消防本部(現消防庁)が制定」した(「Wikipedia」より)。
文化財も、生き物の命とおなじく、いったん消失したら、取り返しがつかない。
悠久の歴史を経、幾多の人々に愛され、育まれ、また数多の人々の精神を安らげ、涵養し、尊厳を与えてくれる文化財は、単なる好事家の骨董趣味や衒学家のインテリ趣味などの対象とは根本から異なっており、ときに民族国民のアイデンティティーそのものですら、ある場合がある。
その貴重さを理解できない凡俗な輩が多いことは、まことに慨嘆に堪えない。
もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
文化などとは、まるで無縁の献立である──と、思われるかも知れないが、わたいらが常日頃、あたりまえのように食している献立、目にする建築物、身に着ける衣服、等々、それらも先人より不断に受け継いできた歴史上の産物なのであり、立派な文化なのである。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、コーンクリーム・ポタージュ、野菜ジュース、バナナ

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