5月2日(月)

6時半に携帯のアラームで起床する。
昨夜の疲れ(?)が残っているのか、携帯を6時45分にセットしなおして、二度寝の快をむさぼる。ふだんの平日にはできないことである。
起きて洗顔含嗽し、朝餉の膳に向かう。

自慢ではないが、食事の時間に遅れたことはない。

そして、3杯未満で御飯が終ったことはない。

この日も、焼塩鮭で1杯、玉子焼き&キャベツで1杯、お浸し&奈良漬け&佃煮で1杯、と、キッチリ3杯、いただいた♡

さて、例によって例のところ、三八城公園に行って、ベンチでごろ寝。と、云っても、本当に寝たわけではない。横になって、吹く風に肌をなぶらせ、流れ行く雲をながめ、ただひたすら、凡遣していただけのことである。

12時近くなったので、いざ、昼飯! と、ばかりに、いつものお気に入りのお店、「むぅ」へと足を運ぶ。

まずは前菜のスープである

本菜の日替わり定食である(^^)v

これに食後のコーヒーがついて、¥750である。

このヴォリューム、この美味しさで、このお値段は、リーズナブルである。

旅のときくらい、昼食に¥500超かけるのも、イイものである。

食後はふたたび三八城公園に戻る。

三八城公園に存する、初代八戸藩主、南部直房公の像である。

台座にその御名を記した碑板が埋め込まれている。

町のあちらこちらをブラつき、16時過ぎに旅宿に帰る。

と、こう書いていると、いかにもなにもしていないようだが、じつは、今日、昨日、一昨日、と、3日にわたって、歩数1万歩を超えている。なにもしていないように見えて、結構歩いているのである。

シャワーを浴びて髭を剃る。

風呂を出て部屋に戻り、本を読んだり、日記をつけたり…………。

TVは観ない。日頃TVを観る習慣がないので、旅に出ても、TVを観て時間を潰そう、と云う発想が浮かばないし、よし浮かんだにせよ、とても観る気にはならないのである。

18時、晩食の時間である。

時間ピッタリに、膳に着く。

少なくとも、この旅宿での食事に関してだけは、わたいは、“定刻主義者”である。

千葉から来た、顔見知りの男性の姿が見えない。旅宿のおばちゃんに聞くと、今日、診察を終えた後、帰ったと云う。
その代わり、母子の二人連れが新たに来た。
聞けば、静岡から来た、と、云う。今回一番先に帰った人も、静岡から来た人だった。
薄場さんは初めてで、前に薄場さんに来た人に聞いてきた、と、云う。それを聞いて、自分が初めて薄場さんのお世話になったときに一緒だった、母姉弟のことを思い出した。

あれから8~9年になる。おばちゃんの話によると、年1回くらいの割合で来ている、と、云う。結婚したとかするとかで、もうそんな年になっているのか、と、驚いたが、当時弟さんが15~6歳としても、現在では23~25歳になる勘定だから、お姉さんにしろ、弟さんにしろ、結婚していても不思議ではない。いやはや、時の経つのは早いものである。

今回来た母子も、息子さんは15歳で高一。テニス部に所属しており、中学時代は軟式だったが、現在では硬式をやっているらしい。
母親は、“お姉さんか?”と、見紛うくらいに若い。西欧人のような容貌である。
初めてで幾分心細いのか、いろいろ話を聞いてくれる。ありがたいことである。

大したことのできる身ではない。それは充分、骨身に沁みている。

大したことができるどころか、迷惑かけ放題で生きている。

だからこそ、ほんのチッポケなこと、取るに足らぬような些細なことでも、だれかの役に立てたんだ、と、思えることが嬉しい。ありがたい。

食後、外で一服し、町をブラつく。思えば、食後に町をブラつくのは、今回は今日が初めて、である。

昨日までは寒くて、とても散歩どころではなかった。

ようやく、例年並みの気候になりつつあるようだ。
旅宿に戻ると、だいたい1時間くらい。いつものペースである。
歯を磨き、明日の準備をする。下の肌着が思ったより2枚、足りない。2つの袋から、1枚ずつ出していたものと見える。誤算だが仕方ない。明日「ないとう」さんまで買いに行こう。
開いてるだろうな?