ビリヤードの日のひとりめし

今日は“ビリヤードの日”だそうである。

Wikipediaによると、「1955年のこの日に、国会でビリヤード場を風俗営業法の適用対象外とする法案が可決されたことを記念」して制定されたことになっている。1955年と云えば、昭和30年である。

ビリヤードは高校時代から好きだったが、あいにくわたいが高校時代を過ごした故郷には、ビリヤード場なるものがなかった。あったのかもしれないが、とても高校生が平然と入れる空気ではなかった。

そんなわけで、実際にビリヤードに興じはじめたのは、高校を卒業して大阪に出て来てからであるが、折悪しく、ちょうどその頃、『ハスラー2』の封切りによって、たちまち“ビリヤード・ブーム”なるものが巻き起こった。

しかしそこはよくしたもので、たしかに待ち時間は長くなったが、その分、ビリヤード場も増え、またビリヤードをする、あるいは、してみたい、と、欲する友人たちも増えた。

軽薄なブームにも、それなりに長所はあるようである。

もちろんそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。

ビリヤードの球の色鮮やかさとも、ビリヤード台のラシャの美しさとも、まるで縁のない、いたって殺風景な食卓である。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ

梅じそささ身天は、云わずと知れた、近所のスーパーで買ってきた惣菜である。梅じそのサッパリ感が、この季節にピッタリである。しかし、6個はいかにも多かった。おかげで、小松菜のおひたしを入れる余地がなくなった。

小松菜のおひたしは、昨日帰宅してから、大慌てで料理ったものである。肉や魚はなくてもガマンできるが、野菜がないのはガマンできない。

たとえ申し訳程度でも、野菜は摂取するべきなのである。

 

献立:麦飯(海苔とさけのふりかけ)、梅じそささ身天、小松菜のおひたし

昨晩食の献立に引き続き、考えられないような、質素粗略なる献立である。

ぶっかけ冷しうどんが、味噌汁の代りである。関西人以外の人物は、こう云った、「ご飯+うどん」であるとか、「ご飯+焼そば」であるとか、「ご飯+お好み焼き」であるとか云った、いわゆる“炭水化物セット”に馴染みがないようである。

わたいもあまり、馴染みがあるとは云えないが、それはわたいにとって、うどん、そば、スパゲッティなどの麺類や、お好み焼きなどは、「主食」とか「おかず」とか云うカテゴリィに属するものではなく、もっぱら、「おやつ」なのである。

もちろん、ラーメンも、である。

そう云えば、先に挙げたいわゆる“炭水化物セット”に顰蹙する(あるいは驚愕する)、関西人以外の人物でも、「炒飯(チャーハン)+ラーメン」は馴染みがあるだろう。ならば、関西風の“炭水化物セット”にしても、さほど驚くにも、顰蹙するにも、忌避するにも、及ばないのではあるまいか。

 そう考えれば、味噌汁の代用にうどんをつけたところで、なんら異とするには当たらない(?)

 

献立:玉子麦飯、ぶっかけ冷しうどん、コロッケ(4個)、得盛フレッシュサラダ(深煎りごまドレッシング)、納豆、味付海苔