弐千円札発行の日のひとりめし

タイトルを見て、「そう云えば、そんなのがあったなぁ」と、懐かしく思い出されるお方も多いかもしれないが、厳密に云えば、「あった」のではなく、現在でも「ある」のである。

もっとも、お目にかかることは、めったにない。使用することも、受け取ることも、ほとんど、ない。ほぼ、「幻のお札」である。

弐千円札は、2000年(平成12年)の今日、第26回主要国首脳会議(いわゆる沖縄サミット)と、西暦2000年のミレニアムを記念して発行された。

発行の経緯からして、流通紙幣、と、云うよりは、記念紙幣である。

表面に守礼門が、裏面に源氏物語絵巻の絵図と詞書、それに紫式部の肖像が描かれており、デザインとしては好きな図柄なのだが、お目にかかる機会がないことには、如何ともしがたい。

もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。

弐千円札のみならず、他のお札にも縁のなさそうな、いかにも簡素な献立である。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ

塩ホルモン唐揚げは、近所のスーパーで買ってきた惣菜である。

ブロッコリの塩昆布あえは、例によって例の如く、以前に湯掻いて、冷凍保存しておいたものである。

既にお察しかも知れないが、この三連休は、よんどころない事情により、料理をする時間がなかった。

したがって、今週の献立は、いつにもまして、拙いものである。

ハッキリ云ってしまえば、近所のスーパーで仕入れる惣菜がほとんどである。

 

献立:麦飯(海苔とたまごのふりかけ)、塩ホルモン唐揚げ、ブロッコリの塩昆布あえ

云うまでもないことだろうが、鶏もも肉の唐揚げは、近所のスーパーで買ってきた、惣菜である。
特盛フレッシュサラダも同様である。
昼にも記したようなわけで、今週は思いっ切りの手抜き献立である。
それならそれで、こんなときぐらいは……、と、魚を食べたかったのだが、そこはそれ、間の悪いときは仕方のないもので、こんなときにかぎって、魚の惣菜がない。
困ったものである……。

献立:玉子麦飯、即席みそ汁(わかめ)、鶏もも肉の唐揚げ、得盛フレッシュサラダ(和風ごまドレッシング)、納豆、味付海苔