モーパッサンの命日の日のひとりめし

今日はフランスの作家、ギ・ド・モーパッサンの命日である。

モーパッサンは短編の名手として、また、自然主義の代表作家として知られている。

彼の作風は日本の作家にも大きな影響を及ぼしたが、同じ“自然主義”と云い、ゾラやモーパッサンから影響を受けた、と、云っても、その内容風格はまるで違うことを、ぜひ知っておいていただきたい、とは、我が友:散作の言である。

ゾラやモーパッサンの作品に感激して日本の自然主義作家の作品に手を伸ばし、結果、失望する分にはまだいいが、日本の自然主義作家の作品を読んで、ゾラやモーパッサンの作品内容やその風格を推し量るのだけは、やめていただきたい、と、云うのである。

彼我の差異は、同じ牛肉とは云っても、佐賀牛や伊賀牛などの日本の牛肉と、廃棄されたトレーラーのゴム・タイヤを思わせる米国産の牛肉とのそれよりも、はるかに大きい、と、云うのが、散作の評である。

もちろんそのことと、わたいの食卓を飾る献立とには、なんらの関連もない。

自然食品ではないかもしれないが、そもそもわたい自身、オーガニックであろうが、タイタニックであろうが、さして関心のない人間なのである。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース

さばの塩焼きは、当然のことながら、 近所のスーパーで買ってきた惣菜である。

以前にも書いたかもしれないが、鯖のみならず、鮭、鰺、鰯、秋刀魚、鰤、鱈、等々、魚類は種類を問わず、大好物である。

茹で人参が、さすがに尽きかけてきた。ブロッコリもなかった。

そろそろストックしておかねばなるまい。もっとも、人参やブロッコリに限らず、たいがいの野菜は冷凍保存できるそうだから、良い世の中になったものである。

ところで、先に記した魚類の読みだが、みなさん、お解りになられるだろうか? 日頃よく用いる魚ばかりなので、さして難しくはないはずである。

ひょっとすると、“なめとんか!”と、怒られるかもしれない。

 

献立:麦飯(海苔と野菜のふりかけ)、さば塩焼き(2切)、茹で人参

云うまでもないかも知れないが、牛肉コロッケは、近所のスーパーで買ってきた惣菜である。現場製造直売なので、けっこう旨い。と、云うよりは、不味くはない。何度も書いているが、やはりコロッケと鶏の唐揚は、我が母の手になるそれが、いちばん、美味い。
これはなにも、身びいきゆえの意見ではないようで、過日実家に帰って聞いたところによると、近所の集まりでも、ウチの(母者の手になる)コロッケは、神戸の某有名店のテイク・アウトのそれよりも、はるかに美味い、と、評判だったそうである。
冷奴ににんにくみそ、と、云う取り合わせは、意外の感をもたれるかもしれないが、これまた意外に合うのである。このにんにくみそは、残念ながら、我が家の自家製ではなく、amazonで購入したものである。

 

献立:玉子麦飯、即席みそ汁(豆腐)、牛肉コロッケ(3個)、得盛フレッシュサラダ(イタリアン・ドレッシング)、冷奴(にんにくみそ)、納豆、味付海苔