今日は“ビキニスタイルの日”である。
1946年(昭和21年)の今日、「フランスのルイ・レアールがビキニスタイルの水着を発表したことを記念」して制定されたものである(Wikipediaより)。
ビキニ、と、云うと、いかにも近頃の水着のようであるが、意外なことに、似たようなスタイルの水着は、かなり古くから存在していたのである。碩学、丸谷才一氏によると、「1935年の『ヴォーグ』には、ビキニを着た女がウォーター・スキーをしてゐる写真が載ってゐ」るそうである(丸谷才一、『青い雨傘』収中「水着の女」より)。
ところが、同書によると、1930年代からさらに遡ること1500~1600年前、古代ローマ期(4~5世紀頃)のモザイク画に、ビキニスタイルの女性の絵が描かれている、と、云うのである。
そう云われてみれば、わたいも古代ローマの芸術作品を配した写真集で、そのような絵を見た憶えがある。
丸谷氏は、「ヴァレリーは、『古代にも、中国にも、日本にも、モデルニテ(現代性)はあつた』と述べたけれど、たしかにその通り」と、述べておられる。
これは「モデルニテ」と云うよりは、見出された「共通性」に、現代人が、「モデルニテ」を感じた、と、云うことだろう、と、思うのだが、そんなことはどうでもよい。そんなことは、わたいの食卓に並ぶ献立とは、なんらの関連もない。
モデルニテとも、ビキニスタイルとも、まったく無縁の、いたって殺風景な献立である。
献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース
あじの大葉フライは、例によって、近所のスーパーで買ってきた惣菜である。
このところ魚にご無沙汰だったので、買う惣菜が魚づいている。焼魚やフライ、揚げ物類は、やはり惣菜になってしまう。宅で料理るのが面倒だからである。
第一、夏にそんなもの、料理れるとしても、まず料理る気にならないだろう。
ふりかけが鮭なのは、偶然である。
献立:麦飯(海苔とさけのふりかけ)、あじの大葉フライ、茹で人参
晩御飯のお菜に、妙にアジフライを食べたくなったので、帰りに近所のスーパーで買って帰った。
思えば昼夜と、同じ傾向の主菜となってしまったが、まるでかまわない。昼夜の主菜が同一で、それが一週間続いても、一向に苦にならない。
考えてみれば、わりと便利な性格である。
今日は冷奴に、青じそドレッシングをかけた。以前にも書いたが、このドレッシングはなんにでもかけられる、非常に重宝なドレッシングである。
献立:玉子麦飯、即席みそ汁(長ねぎ)、アジフライ(2尾)、得盛フレッシュサラダ(深煎りごまドレッシング)、冷奴、納豆、味付海苔