城の日のひとりめし

4月6日で“城の日”とは、なんとも単純と云おうか、そのまんま、と、云おうか……。
“歴女”とやらが脚光を浴びたのはかなり以前のことだが、なんにつけ、関心が寄せられるのは、結構なことである、と、その際わたいたちは、うなずきあったものである。
現在でも、若い人たちのあいだで、お城巡りが結構な人気だそうである。マスコミの通癖で、些細な出来事を大仰に、針小棒大に報じているのだ、と、しても、喜ばしいことには違いない。
昔はお城巡り、史跡巡り、と、云えば、とっしょりと修学旅行生以外、見かけることは少なかったものである。
近年では、姫路城が改装されたり、映画やアニメの舞台、いわゆる“聖地”となったり、その地方の劇団員が戦国武将に扮して案内をしてくれたりと、いろいろとおもしろくなってもいるようだ。
もちろん、そのことと、わたいの食卓を飾る献立とには、なんらの関連もない。
4月6日だから“城の日”と云うぐらい、単純にしてシンプルな献立である。

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース

鶏ささみの味噌漬けも、菜の花の辛子和えも、すっかりお気に入りの献立である。
鶏ささみの味噌漬けは、何度も記しているように、仕事場の女性に教えてもらったものだが、こないだ聞いてみると、その人が食べたのは、味噌漬けにして、さらに揚げているそうである。これまた何度も記しているように、わたいは揚げ物はしない。手間がかかって面倒である。
したがって、この、鶏ささみの味噌漬けもフライパンで焼くだけなのだが、それでもかなり美味である。
これで充分、満足である。
菜の花の辛子和えも旨い。時季が限られているのが残念である。酢味噌和えも試してみたかったが、どうやら今季は、辛子和えだけになりそうである。
酢味噌和えは、また来年のお愉しみ、と、云うところだろうか。

 

献立:麦飯(海苔とさけのふりかけ)、鶏ささみの味噌漬け、菜の花の辛子和え

いつもは朝方にタイマー炊飯で炊いた麦飯を弁当に詰め、残ったのをラップで包んで冷凍保存しておき、帰宅してからレンチンして晩飯とするのだが、今回は帰宅してから炊いた、炊き立てを食した。
さすがに旨い。なにやら特別な贅沢をしたような気分である。
卵も2個であるが、これは1個が小さいので、やむを得ない。気のせいか偏見か、スーパーで買った卵は、商店街の八百屋で買ったものよりも、一回り小さいようである。
野菜でも、商店街の八百屋で買う方が、色鮮やかで、量が多くて、しかも、安いようである。
肉じゃがが2皿(?)は如何にも多いようだが、1皿(1鉢?)が少ないのだから、これもまたやむを得ない。
これでも睡眠時に腹が減らないか、心配なのである。

献立:玉子麦飯、インスタント味噌汁(豆腐、しじみ)、肉じゃが、小松菜と油揚げのお浸し、納豆、味付海苔