開国の日のひとりめし

1854年の今日(嘉永7年の3月3日)、日米両国間に和親条約が締結され、1639年(寛永16年)から215年の長きにわたって続いた我が国の、いわゆる“鎖国”体制は、ここに終焉を迎えた。
「我が国の」と云うのは、いわゆる“鎖国”体制、“鎖国”政策が、なにも我が国独自のものではなく、他国においても類似の政策が採られ、類似の体制にあった場合があるからである。
また、「いわゆる“鎖国”」と云うのは、近年、「制度としての“鎖国”はなかった」と云う主張が、大勢を占めつつあるからである。
今回の教科書検定に際して、「“聖徳太子”の名称が消える」と云う報道に並んで、「鎖国はなかった」と云う報道が行われたことは、みなさんもご記憶に新しいことだろう。
Macによると、歴史研究の場合には、当時は意識もされず、またそのような名称もなかったにもかかわらず、当時からそのような意識があり、そのような名称が使われていた、と、誤解を招くことが少なくないそうである。
なるほど、例えば、“封建制”などと云っても、当時の人々が「いまは封建時代だ」とか、「いまは封建制の下にあるから」などと考えることなど、あるはずがないのである。
Macによると、歴史研究における錯覚、危険な陥穽、であるらしい。
もちろんそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
平成の歴史にも、21世紀の激動にも、なんらの関連もない、平々凡々たる献立である。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、ポタージュ・スープ、野菜ジュース、バナナ

昨晩食で、冷凍保存して置いた食材がきれいサッパリなくなった。
そんなわけで、牛肉コロッケは、近所のスーパーで買ってきた惣菜である。
最近(?)は、スーパーで製造直売しているせいか、温かくて、美味しくて、しかも廉価な惣菜が多く出回っている。種類も多い。
わたいのような(ズボラな)ひとりものにとっては、まことにありがたいことである。
さてさて、本日は年度末。明日からは新年度が始まる。
学生や勤め人、自営業者や主婦主夫でも、大晦日から新年にかけてよりも、年度末から新年度にかけてのほうが、生活上には大きな影響があるだろう。
当然、心もちも違うであろうと思う。
冷凍保存して置いた食材もすっかりなくなったことだし、年度替わりを機に、わたいも心機一転して、来週からはまた新たな(?)献立をご披露しようと思う。
それではみなさん、よい週末を(^_^)/
来週もよろしくお願いしますm(__)m

 

献立:麦飯(ねぎみそ風味ふりかけ)、牛肉コロッケ(4個)、ニラともやしのナムル