クノッソス遺跡発掘の日のひとりめし

今日は英人の考古学者、アーサー・エヴァンズによって、クレタ島のクノッソス遺跡が発掘された日である。
クノッソス遺跡と云えば、迷宮(ラヴュリントス)や、テーセウスとミノタウロスの伝説で有名であるが、彼の発掘によって、その都市の実在が明らかとなった。
その発掘物語は、シュリーマンのトロイア遺跡発掘の物語と並んで、実に興味深いものがある。
もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
古代らしさも、地中海らしさもまったく感じられない、いつもながらの献立である。
それにしても、古代クレタ島に住んでいた人々は、いったい、どのような朝食を喫していたのであろうか。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、コーンクリーム・ポタージュ、野菜ジュース、バナナ

久しぶりに、鶏ささ身の味噌漬けを料理った。廉価で味がよく、それでいて高栄養・低カロリー、良質のたんぱく質を含んだ、まことに重宝な食材である。
にもかかわらず、お久しぶりの調理になってしまったのは、しばらく他の調理に没頭していたからである。
すべての物事に対して、と、云うわけではないが、どうも物事上手くいかないと、意地でも上手くいくまでやろうとする傾向があって、しかもなかなか上手くいかないのだから、ひとつ事に執着することになってしまう。
粘り強い、と、云えば、聞こえはいいが、要は諦めが悪いだけの話である。
しかし、それもまたよかろう。別にだれに迷惑のかかる話でもない。
少なくとも、自分で料理して、自分で食している分に関しては……。

 

献立:麦飯(海苔とさけのふりかけ)、鶏ささ身の味噌漬け、ほうれん草と油揚げのお浸し

今夜は忘れずに、あごだしを入れた。あじにぼしも1匹だけにした。充分にいい出汁が出た。過ぎたるは及ばざるが如し、なんでも、多ければいい、と、云うものではない。
じゃこ天もなかなかいい味がする。じゃこ天からも結構、いい出汁が出ているのかも知れない。
今回は菜の花の辛子和えが、少々水っぽかった。水にさらした後で、水分を切るのがあまかったのかも知れない。次回からは気をつけることにしよう。
それにしても、3/12(日)に、来週分まで料理って冷凍保存してあるから、主菜は充分である。冷凍保存とは、まことに調法なものである。

 

献立:玉子麦飯、粕汁(鮭、じゃこ天、焼麩、大根、人参、白菜、長ねぎ、糸こんにゃく、油揚げ、ニラ、もやし、貝割)、菜の花の辛子和え、納豆、味付海苔