帝国劇場開館の日のひとりめし

1911年(明治44年)の今日、日本初の西洋式演劇劇場である帝国劇場の竣工式が行われた。大正年間に、「今日は帝劇、明日は三越」と、その消費文化を象徴する流行語となった、あの帝劇である。
ちなみに、絢爛たる大正浪漫を繰り広げる帝国華撃団とは、なんらの関係もない(……ハズである)。
もちろん、わたいの食卓に並ぶ献立とも、なんらの関連もない。
強いて云えば、洋風である点だけが、共通している、と、云えないことも、なかろうか。
それにしても、当時のハイカラな家庭の朝食は、どんな献立だったのだろうか。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、コーンクリーム・ポタージュ、野菜ジュース、バナナ

えのきと長ねぎの豚バラ巻きが、アスパラガスの豚肉巻きのバリエーションであることは、以前にも記したが、今回冷凍保存できることが判明し、大いに頼もしく思っている。
これなら事前に仕込んで置いて1週間分の主菜に充て、別の献立を1週間分料理って、都合2週間分の主菜を準備しておくことができる。
2週間目の副菜は、ブロッコリや人参の冷凍保存ものを活用する。そうすれば、土曜の買出し、日曜の調理が、1回分助かる。なんでもまとめて準備できるのはいいことである。

 

献立:麦飯(ほぐし貝柱山椒)、えのきと長ねぎの豚バラ巻き、ほうれん草と油揚げのお浸し

菜の花の辛子和えが絶品の出来である。菜の花自体の苦味と、辛子の辛さがうまくマッチして、我ながら上出来である。湯掻き具合もちょうどいい加減で、歯ごたえがあって、申し分なし。
敢て云えば、これだけで、ゆうに丼一膳は平らげられるので、勿体ない、と、云えば、勿体ないし、贅沢、と、云えば、贅沢である。
とまれ、これで昼も併せて、9種類の野菜を摂取していることになる。
野菜は最低でも7種類は摂りたい、と、思っているので、これまた、目標クリアで、上出来である。

 

献立:玉子麦飯、粕汁(鮭、鰯のつみれ、焼麩、大根、人参、白菜、長ねぎ、糸こんにゃく、油揚げ、ニラ、もやし、貝割)、菜の花の辛子和え