沢村栄治の誕生日の日のひとりめし

今日は日本のプロ野球草創期に活躍した、沢村栄治氏の誕生日である。
沢村栄治氏と云えば、左足を高々と上げる独特の投球フォーム(『巨人の星』の主人公、星飛雄馬の投球フォームのモデルとなった)で、そして、大リーグの強豪選手──とりわけ、ベーブ・ルースを三振に切って取ったとして、いまも伝説となっている投手である。
氏の速球は、優に160㎞に達していた、と、云われ、一説によると、165㎞は出ていた、と、云う。
氏は読売巨人軍(現:読売ジャイアンツ)に所属していたが、氏のライバルと称されたのが、大阪猛虎軍(現:阪神タイガース)のスラッガー、景浦将である。
「日本のプロ野球は沢村が投げ、景浦が打って始まった」と、謂われるゆえんである。
ちなみに水島新司氏の『あぶさん』の主人公、景浦安武の名は、この景浦将氏から採られている。
もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
卵が割れて、黄身が流れ出していることとも、無関係である。
今日はプロ野球キャンプインの日。この日、日本プロ野球の各選手たちは、いったい、どのような朝食を喫しているのであろうか。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、コーンクリーム・ポタージュ、野菜ジュース、バナナ(2本)

ブリは照り焼きにしようと思ったが、味付けが面倒くさかったので、素焼きにした。
フライパンにクッキング・シートを敷いて、そのうえで焼くだけである。コツは火加減だけで、じつに簡単にできる。料理とも云えないくらいである。
魚を焼くにしても、グリルは一切使わない。フライパンで焼くか、鍋で煮るか、どちらかである。理由は単純で、グリルは後片付けが面倒だからである。
カボチャの煮物は、料理酒も日本酒も切れたので、焼酎を使った。強火でアルコールを飛ばしているときには、イヤに甘いにおいが立ち込めて、どうなることか、と、思ったが、昨昼に食べてみたところでは、料理酒や日本酒よりもあっさりしていて、コクと云うか、味の深みと云うか、そう云ったものがなくて、拍子抜けした。
もっとも、変な味になってしまうよりは、よっぽどマシではあるのだが……。

 

献立:麦飯(海苔とたまごのふりかけ)、ブリの素焼き(1切)、カボチャの煮物

昨日から変調を兆していた喉と鼻と胸(肺?)が、いよいよ酷くなった。
咳が頻りと出、鼻がグジュグジュし、呼吸がゼイゼイする。熱がないのでまだ救われているが、鬱陶しいこと甚だしい。
こんなときには、なんと云っても、粕汁である! 身体は温まるし、栄養は豊富だし、喉にもやさしいし、風邪の予防、もしくは引き始めの用心に、調法な献立である。
ほうれん草の栄養分が豊富であることは、いまさら蝶々するまでもない。すでにこのコーナーでも、何回も記していることである。
野菜をふんだんに使った和食の献立は、そこらへんで売っている市販の風邪薬やサプリメントなんかよりも、よほど効果があるのである。
(陰の声:それよりも、それだけ調子悪いんだったら、タバコ吸うなよ……)

 

献立:玉子麦飯、粕汁(鮭、鰯のつみれ、麩、大根、人参、白菜、長ねぎ、糸こんにゃく、油揚げ、ニラ、もやし、貝割)、ほうれん草と白菜のごま和え、納豆、味付海苔