ゴールドラッシュ・デーの日のひとりめし

1848年の今日、アメリカ合衆国カリフォルニア州の河底で砂金が発見され、いわゆるゴールドラッシュが始まった。とりわけ翌1949年に、金鉱脈目当ての山師や開拓者、東部で食い詰めたいわゆる一旗組などが大挙して押しかけ、彼らが"forty-niner"(49er)と呼ばれたことは有名である。
この時期を背景にしたものとして、映画ではチャップリンの『黄金狂時代』が有名である。また、アメリカ合衆国の民謡「My Darling Clementine(愛しのクレメンタイン)」も、この時期の出来事を背景にしている。アメリカンフットボールのプロチーム「サンフランシスコ・フォーティナイナーズ」の名称も、ここから来ている。ゴールドラッシュに押し掛けた、気性の荒い、荒くれ男のイメージから、命名されたのであろう。
もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
ゴールドにもシルヴァーにも、ビッグ・マネーにも、一切関連のない食卓であり、人生である。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、オニオン・コンソメ・スープ、野菜ジュース、バナナ

さば塩焼きは、例によって、近所のスーパーで買ってきた惣菜である。
予期していた通り、20%引きだったので、嬉しくなって、2切買った。
ブロッコリの塩昆布あえは、以前に湯掻いて冷凍保存して置いたブロッコリを利用したものである。冷凍保存の効く食材は、こんなとき重宝である。
最近では、冷凍食品も、結構いいものが出回っているようであるが、昔からの習慣で、どうも使おうという気にならない。精確に云うと、冷凍食品を使う、と云う発想が生じないのである。別段食べるものには拘らないが、どうも冷凍食品とか、インスタント食品とかは、苦手である。インスタントの味噌汁やスープは別だが……。

 

献立:麦飯(海苔とかつおのふりかけ)、さば塩焼き(2切)、ブロッコリの塩昆布あえ

ウカツ! で、あった。麩を入れるのを忘れた(T_T)
おかげで具材が一つ減ってしまった……とは云え、それでも充分すぎるくらいの、具沢山粕汁ではあるのだが……。
なにしろ、例によって、鮭は焼鮭用の切身が2切れ、鰯のつみれが3個なのである。しかも大根は、おでんに入れるくらいに分厚く切ってある。それが、良かった。大根や人参は厚めに切って、シッカリと煮込むのがコツのようだ。
だしはだしじゃこと昆布で取るが、だしじゃこも昆布も食べるのは、もちろんである。長ねぎの青い部分も、もちろん、入れる。なんでも関東地方では、長ねぎの青い部分は棄てるそうだが、なんとも勿体ない。とても気がしれない。
だしじゃこや昆布もそうである。貴重なタンパク源であり、ミネラル源である。
それを棄てるなどと、そんな大名のような贅沢をしていては、どうにもならない。

 

献立:玉子麦飯、粕汁(鮭、鰯のつみれ、大根、人参、長ねぎ、糸こんにゃく、油揚げ、ニラ、もやし、貝割)、チンゲン菜と油揚げの煮浸し、納豆、味付海苔