藪入りの日のひとりめし

藪入りとは昔、奉公人が年2回、雇主から暇をもらい、郷里に帰る日のことで、早い話が、帰省のための休日である。今日と、もう1日は7月16日で、昔はこの2日しか、休日らしい休日はなかった、と、云うのだから、今年は4日も祝日が土曜日に重なって大損だ、などと、嘆いている場合ではない、かも知れない。
もちろんそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
最近は大根も、葉っぱを落として売っているところがほとんどであるが、もったいないことである。大根の葉も、立派な食材である。
そんなわけで、大根を葉っぱ付きで売っていると、なんとなく嬉しくなる。
たいていは今回のように、汁物の具にするのだが、湯掻いてお浸しにしても好し、油で炒めても好し、使いでのある食材である。

 

献立:玉子麦飯、粕汁(鮭、鰯のつみれ、大根、人参、白菜、大根の葉、長ねぎ、糸こんにゃく、油揚げ、ニラ、もやし、貝割)、カボチャの煮物、納豆、味付海苔