アガサ・クリスティの御命日の日のひとりめし

いまなお人気の高い海外の推理小説作家、と、云えば、なんと云っても、アガサ・クリスティであろう。
女性らしい細やかな観察眼、流麗な筆致、無理のない、それでいて、意表を突くトリック、温かみのある、ユーモラスな主人公の創造など、彼女の作品の魅力は、枚挙するにいとまがない。
散作は云うに及ばず、他の連中からも評判の好い作家のひとりである。
かく云うわたいも、『そして誰もいなくなった』、『アクロイド殺し』、『オリエント急行の殺人』、等々の代表作はもとより、中~高時代には、あれこれとむさぼり読んだ記憶がある。
いまでこそ、すっかりご無沙汰になってしまったが、久しぶりに読み返してみたい作家のひとりである。
今日はその、アガサ・クリスティ女史の、御命日である。
もちろん、彼女の作品と、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
当然のことながら、毒などどこにも入っていない……ハズである。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、オニオン・コンソメ・スープ、野菜ジュース、バナナ

ねぎを入れるタイミングが早かったのか、ちょっと(?)焦げ付かせてしまった。
ねぎは生でも食べられるくらいなのだから、軽く焙る程度でよかったのだろう。失敗である。
しかし、ねぎの香ばしい香りが、ブリの、ともすれば生臭くなりがちな臭いを消してくれて、食欲をそそる匂いを立ち昇らせてくれる。
ふだんはあまり意識上に浮かんでこないが、ねぎもなかなか、重宝な食材である。

 

献立:麦飯(海苔と野菜のふりかけ)、ブリのねぎ焼き、カボチャの煮物

今日の粕汁は満足できる味に仕上がった。この調子を忘れないよう、来週も料理るつもりである。来週はまたいちだんと冷え込むらしいから、丁度よかろう。
納豆も、種類が変わると、やはり味も変わるもので、さまざまな味があって、なかなかに愉しい。納豆は50回くらい混ぜて、ネバネバさせてから食べるとよろしいそうだが、わたいは最低、100回は混ぜる。ネバネバで豆が見えなくなるくらいにしてから食べる。それでより効率よく栄養が摂取できるかどうかは、菲才にして知らない……。

 

献立:玉子麦飯、粕汁(鮭、鰯のつみれ、大根、人参、白菜、糸こんにゃく、長ねぎ、油揚げ、ニラ、もやし、貝割)、ほうれん草と白菜のごま和え、納豆、味付海苔