吉良上野介義央の命日の日のひとりめし

昨日があの日であれば、今日は当然、この日であろう。
思えばこの物語が、小説や映画はもとより、年末のTVドラマや大河ドラマなどでも、採り上げられなくなって久しい。
学校や会社における陰湿きわまりないゲスなイジメが深刻な問題となっている昨今こそ、大いにこの物語を採り上げ、因果応報、仇討讃美の風潮を惹起するべきではなかろうか。
もちろんそのことと、わたいの食卓を飾る献立とには、なんらの関連もない。
いつに変わらぬ献立である。
それにしても、本懐を遂げた四十七人は、その朝、いったいどんな朝食を喫したのであろうか。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース

ご存じ、鶏の唐揚げが、今日の弁当のメイン・ディッシュである。
コロッケとともに、わたいのお気に入りの双璧を成す献立である。
以前にも記したかもしれないが、盛んなときは、1kg近く、平らげたものである。
いまでは齢を取り、往時ほどの食欲もないので、せいぜい頑張っても、950gくらいしか食べられないだろう。

 

献立:麦飯(鮭ふりかけ)、鶏の唐揚げ、白和え

野菜がなくなったので、困ったときの冷凍野菜、と、云うわけで、以前に湯掻いて冷凍保存しておいたブロッコリと人参を出した。
冷凍保存のできる野菜は重宝である。そのわりに、冷凍食品を使おうとは思わないのだから、我ながら奇妙なものである。
こんなことを云うと齢がバレるが、わたいの若い頃は、冷凍食品、と、云えば、不味くて、栄養価も皆無、それどころか、健康面から有害ですらある、と、云うのが、お定まりの評価だった。インスタント食品や冷凍食品なぞ、食べない方がマシ、と、云う人もいたくらいである。
そんなわけで、長じてからも、インスタント食品や冷凍食品を食べよう、と、云う気が起こらないのである。
もっとも、味噌汁だけは、いつの頃からか、そうでもなくなった。
弁当に付いているものを飲みつけてきたからだろう。
なんにしても、習慣の力、である。

 

献立:玉子麦飯、インスタント味噌汁、コロッケ(3個)、ブロッコリ&キャロット、味付海苔