夏目漱石の命日の日のひとりめし

夏目漱石は日本近代文学史上に燦然と輝く巨星であり、まさに“文豪”と賞されるに相応しい小説家、文学者である、と、云うことに、異存を唱える方は、よもやおるまい。わたいたちの仲間内でも、このことについては(めずらしく)、各自の意見が一致している。
漱石の作品は、いまなお燦然とした輝きを放ち、いまなお読むに値する。
現代のいわゆる「問題作」、「意欲作」、「受賞作」等々などを読むよりも、漱石の一編を読む方が、遥かに読みごたえがある。
散作に熱弁されるまでもなく、わたいたちはみな、そう思っている。
もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんの関連もない。
漱石はジャムを好んだらしいが、わたいの食卓上にあるのは、マーガリンだけであって、ジャムはついぞ、見かけない。

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、トマト・ジュース、バナナ(3本)

豚肉の生姜焼きが、丁度なくなった。めずらしく配膳が巧くいった。
カボチャの煮物も、一切れだけ入りきれなかったが、順調になくなった。
ほうれん草と白菜のごま和えが後1食分残っているが、これは休日中もしくは月曜の弁当のおかずに消費する。
粕汁もなくなった。酒粕は残っているものの、具はなくなった。
来週は母者が来てくださるので、久々に美味いおかずが食べられる。
さて、なにを料理ってもらおうか、いまから愉しみである。

 

献立:麦飯(梅じそ)、豚肉生姜焼き、カボチャの煮物