ハロウィンの日のひとりめし

今日は云わずと知れた、ハロウィンの日である。本来は秋の収穫を祝い、悪霊を追い祓う、古代ケルト人の風習が起源と考えられているお祭りである。キリスト教の行事ではない。
現在の主にアメリカ合衆国では、カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れ、お菓子をもらったりする行事になっている。
これが日本では、一大仮装(コスプレ)イヴェントの日になっている。
ヴァレンタイン・デーと云い、クリスマスと云い、日本に流入してくると、その本来の意味がまったく消失し、全然ちがうイヴェントになるのだからおもしろい。
まぁ、それはそれでいいのじゃないのだろうか。なにもかも、欧米を追随する必要もない。
そのうちダイエットも、“ラマダン”と、称するようになるかもしれない。
もちろんそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
カボチャもなければ、お菓子もない。いたって変り映えのしない、いつもの献立である。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜と果実のジュース、バナナ(2本)

アメリカ産のとんかつ用ロースが廉かった(105円/100g)ので、予定にはなかったが、買ってしまった。
ほうれん草と白菜のごま和えは、定番中の定番である。これから旬を迎える食材でもあり、栄養も豊富なので、調法な野菜である。
豚肉にはにんにく(あるいは玉葱)、と、云うわけで、しそかつおにんにくをトッピングにした。

 

献立:麦飯(しそかつおにんにく)、豚肉の味噌漬け、ほうれん草と白菜のごま和え

茹でブロッコリ&茹で人参は、いったん茹でて冷凍保存しておいたものである。解凍しすぎで、少しくベチャついてしまった。
小松菜と油揚げの煮浸しも、ちょっとベチャついている。味はまあまあだったのだが……。
茄子の辛子漬けは、母者が料理ったものを、実家から貰ってきたものである。これだけで丼一杯分食べられるくらい旨い。もったいないことである。
自分で云うのもなんだが、ハロウィンの前週にカボチャの煮物を料理り、ハロウィンの当日にはない、と、云うのが、いかにもわたいらしい。

 

献立:玉子麦飯、インスタント味噌汁(もやし、ニラ、カットわかめ)、茹でブロッコリ&茹で人参、小松菜と油揚げの煮浸し、納豆、茄子の辛子漬け、味付海苔