東西ドイツ再統一の日のひとりめし

1990年の今日10月3日、第二次大戦後、東西に分裂していたドイツが再統一された。あれからもう26年もの歳月が流れた。ベルリンの壁が崩れ、東西のドイツの統一が成ったときには、他国のことながら、大いに喜び、祝福したものである。
あの頃は、まさか生きている間に、ベルリンの壁が崩れ、東西ドイツが統一され、ソビエト社会主義共和国連邦が崩壊し、自民党と社会党の連立政権が発足するなどとは、夢にも思わなかったものである。
“事実は小説よりも奇なり”とは、使い古された言葉であるが、この言葉の真実味を身に沁みて感じたことは、この頃を置いて他にはない。
まさしく事実は、どんなSF作家の想像をも遙かに超えて、現象して見せたのである。
もちろん、そのことと、わたいの食卓を飾る献立とには、なんらの関連もない。
どんな貧困な想像力の持ち主でも、容易に想像できるであろうような、献立である。

 

献立:玉子麦飯、野菜サラダ(レタス、キャベツ、胡瓜、トマト、もやし、ニラ…イタリアンドレッシング)、カボチャの煮物、冷奴、ぬた、納豆、味付海苔