「いえね、ウチのカミさんがねぇ……」、「あ、すいません、もう一つだけ……」、「そこんところが、どうも分かんないんですよねぇ……」
ご存じ、“刑事コロンボ”の名台詞(?)である。
“刑事コロンボ”シリーズは、日米のみならず、世界中でヒットし、ピーター・フォーク演じるロサンジェルス警察の(そうは見えない)敏腕刑事コロンボは、だれもが知る有名なキャラクターとなった。
今日9月16日は、そのピーター・フォークの誕生日である。
ピーター・フォークと云えば刑事コロンボだが、彼はそのほかにも、数多くのTVドラマや映画にも出演しており、とりわけ、『マルタの鷹』と『カサブランカ』をパロッたコメディ映画『名探偵再登場』は、お気に入りの一品である。
TVドラマでは、“ミステリー・ゾーン”のなかの「鏡」で、南米(と、思しき国)で、クーデターを敢行して独裁者となる軍人(フィデル・カストロがモデル?)を演じて、コロンボとは違った演技を見せている。
幅の広い、演技達者な俳優である。
もちろん、そのことと、わたいの食卓を飾る献立とには、なんらの関連もない。
そう云えば、“刑事コロンボ”のとある作品(「溶ける糸」だったかな?)で、徹夜明けの早朝に現場に呼び出されたコロンボが、ただでさえ眠たげな眼を、いっそう眠たげにショボつかせ、「コーヒーない?」と、コーヒーを捜し求め、とりあえずの腹ごなしに、と、手にした茹で卵の殻を、鑑識員が差し出した凶器の鉄パイプで割る場面があった。ユーモラスでありながら、コロンボのキャラクターが如実に出ている、巧みな演出場面であった。
献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、ばなな(小2本)
豚肉の味噌漬けがなくなった。昨夜書いたように、みそ床を作り損なっていたので、なくなるのは喜ばしいことである。今度はちゃんと料理ろう。
小松菜と油揚げの煮浸しもなくなったので、困ったときの冷凍ブロッコリ、と、云うわけで、ブロッコリの塩昆布あえである。
最近、みそかつおにんにくを見かけない。しそかつおにんにくよりも好みなので、とても困っている。
まぁ、明日から八戸に行くことだし、向こうで、八戸名産の黒にんにくでも買ってくるか、と、気分はすでに、八戸に向かっている。
献立:麦飯(ピリ辛きゃら蕗)、豚肉味噌漬け(3枚)、ブロッコリの塩昆布あえ