昨日はパリの解放記念日だった。そして今日は、解放されたパリに、レジスタンスの雄:シャルル・ド・ゴールが入城し、凱旋パレードを行った日である。
いまだナチス・ドイツの残兵が銃弾を放つなか、ド・ゴールは毫も臆することなく、エトワール凱旋門からノートルダム大聖堂まで、シャンゼリゼ通りを埋め尽くしたパリ市民から熱烈な喝采を浴びながら、悠々とパレードを行った。
「私はフランスだ」
と云う言葉に象徴されるように、強大な自負心と愛国心を持ち、屈すると云うことがその辞書になかったようなこの男は、あるいは、「20世紀のナポレオン」と呼ばれるに相応しいかもしれない。
もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
それにしても、パリ入城のこの日、ド・ゴールはどのような朝食を摂ったのだろうか?
献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(3個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
サーモンチーズフライは、近所のスーパーで買ってきたものである。
ブロッコリは冷凍保存しておいたものである。栄養価は高い、冷凍保存が可能、味がいい、使える料理の様態が多い……、まことにブロッコリは、重宝な食材である。
らっきょうは、食材、と、云うよりも、薬材、と、云った方が、ピッタリするほど、その健康に対する効能力は高い。栄養価は皆無に等しいが、他の食材に存在する各種の栄養価を大幅に引き出す、いわば補助食材として、効果がある。
主将の力量を最大限に発揮せしめる名参謀、と、云ったところか。
東洋には、このらっきょうのように、素晴らしい食材が多数存在している。
東洋料理は健康の基である。
献立:麦飯(ピリ辛らっきょう)、サーモンチーズフライ、ブロッコリの塩昆布あえ