今日は米国の俳優、ロバート・デ・ニーロの誕生日である。
デ・ニーロと云えば、“デ・ニーロ・アプローチ”と呼ばれる、徹底した役作りが有名である。
それは彼が学んだアクターズ・スタジオの「メソッド演技法」の極致と云ってもいいかも知れない。
体重を増減させ、体形のみならず、顔の輪郭までも変化させる。
とりわけ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』に出演した時は、そのあまりの完璧な老人ぶりに、監督のセルジオ・レオーネをして、「奴はいったいどんな魔法を使ったんだ? 本当に元の姿に戻れるのか」と、驚愕せしめたほどだった。
もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
そう云えば、デ・ニーロがミッキー・ロークと共演した映画『エンゼル・ハート』のなかで、デ・ニーロが茹で卵をテーブル上に転がしてその殻にヒビを入れながら、“卵は魂の表象だ”と、云う意味のことを云う場面があった。
あれはなかなか、ゾッとする場面だったなぁ。
献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
なんだか久しぶりに弁当を持ってきたような気がする。
と、云っても、昨日記したように、おかずを料理ってくれたのは母者なので、わたいはただ麦飯を炊いただけである。
それを思えば、暑いにつけ寒いにつけ、ご家族の健康と、嗜好と、家計との兼ね合いを勘案しながら、毎日毎日、食事を料理っておられる方々には、ほんとに、頭が下がる……と、云うより、驚嘆する。
とてもわたいにできる技ではない……。
献立:麦飯(ピリ辛きゃら蕗)、コロッケ(2個)、小松菜のお浸し
“夏はビール つまみを入れるは皿なり”と、清少納言も述べているとおり(?)、夏と云えば、ビール、である。そして、ビールのつまみ、と、云えば、なんと云っても、やっぱり、枝豆である。
その枝豆を、晩食の献立に供しよう、と、云うのは、わたいくらいのものであろう。
枝豆はタンパク質が豊富である。それゆえに、酒の肴にピッタリなのだが、だからと云って、食事の献立に供してはならない、と、云う法もなかろう。
切干大根は、これも大好物のひとつである。いつか料理ってみようと思いつつ、いまだに料理っていない。いや、一度料理ったかな? 最近どうも、物忘れが激しくて困る……。
献立:玉子麦飯、コロッケ(3個)、小松菜のお浸し、カボチャの煮物、枝豆、切干大根、納豆、味付海苔