今日は有名な「五山の送り火」が行われる日である。
浅学菲才にして「大文字焼き」などとも呼んでいたが、これは不適切な呼称であるらしい。
「お盆に帰ってきた死者の魂を現世からふたたびあの世へと送り出す行事」であり、各地各所で、さまざまな規模形態で行われているらしい。
「灯籠流し(精霊流し)」も、送り火の一形態である。
そう云えば学生時代、東京に下宿していた故郷の友人が、帰省の途中遊びに寄って、一緒に五山の送り火を観に行ったおぼえがある。
人が多かったのと、「大」の字が燃え上がった瞬間、得も云われぬ原始的な感激が身内を貫いたのと、帰りの電車が鮨詰めで汗だくになったことを、ハッキリと憶えている。
しかしそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
盆であろうが皿であろうが、相も変らぬ、いつもの献立である。
献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
久しぶりに母者が来てくれた。と、なると、リクエストは、コロッケに鶏の唐揚、である。
小松菜は去る13日の土曜日に、近所の八百屋が盆休みに入ると云うので、5束/盛=100円(税抜)で売っていたものである。
買ってきたのはいいが、料理る気がなくて、冷蔵庫の野菜室に寝かせておいたものである。で、あるので、当然、まだまだ、大量にある。
本日のメイン・ディッシュはしかし、到来物のメロンである。
メロンなぞ、何年ぶりだろう。しかもこれが食べ頃で、ひじょ~に美味しかった。
メロンなぞ、今度食べられるのは、何年後だろう……。
献立:玉子麦飯、コロッケ(3個)、小松菜のお浸し、納豆、味付海苔、メロン