ろ~りぃの食卓

今日は灌仏会、俗に云う“花まつり”、すなわち、お釈迦さんの誕生日である。
お釈迦さんの誕生日は東アジア一帯で祝われるが、新暦の4月8日に祝うのは日本のみであるらしい。もっとも日本では、キリストさんの誕生日はハデに盛り上がるが、お釈迦さんの誕生日はイマイチである。
やれバレンタイン・デーだ、やれハロウィンだ、最近ではイースターまで侵入してきて、数年後にはラマダン(正確には“サウム”と云うらしい)も馴染みになろうかと云うこのご時世に、肝心かなめの仏教の祖、お釈迦さんの誕生日が盛り上がらないと云うのは、いかにも情けない。
もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関係もない。
今朝は頭のみならず、身体も寝呆けていたらしく、冷蔵庫の卵棚に卵を並べようとして、誤って、床に落としてしまった。6個も……。
日頃の不信心のバチが当たったのだろう……。
もっとも、お釈迦さんの誕生日に不信心のバチが当たるのならば、わたいのみならず、日本中のほとんどの人にバチが当たってしかるべきじゃないだろうか?

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、野菜ジュース、インスタント・コーヒー、プレーン・ヨーグルト、バナナ


肉じゃがが余っていたので、弁当に入れることにした。結果、容積のほとんどを、肉じゃがが占めることになった。
ワリを食ったのが、ほうれん草とツナの和えものである。申し訳程度にしか入らなかった。
それにしても、仏教では、“葷酒山門に入るを許さず”と云って、酒とともに、にんにく、ニラ、魚肉、獣肉、そしてらっきょうを山内(寺の領域内)に持ち込んではならない、と、禁じている(たぶんにタテマエではあっても)。
他の日ならいざ知らず、仮にもお釈迦さんの誕生日に、らっきょうに豚肉、ツナ肉を並べた弁当など、我ながら、不信心、破戒の極み、と、思わないでもない。
さて、今週はわりとうまくいった。味付けも、消費量の配分も。
さてさて、来週はどんな献立が、どんな出来栄えで登場するか?
みなさま、乞うご期待!?

 

献立:麦飯(ピリ辛らっきょう)、肉じゃが、ほうれん草とツナの和えもの

朝食は洋風、昼食(弁当)は“なまぐさもの”のおかず、おやつだけが、この日に相応しい内容である。
夜? 夜はもちろん、般若湯である。

 

中身:まぶし…ゆかり(しそふりかけ)、具…壺味噌