5月1日(日)

6時半に携帯のアラームで起床した。

いやぁ~、ぐっすり寐た。

昨夜はあまりの寒さに、ガス・ファンヒーターを点けてしまった。

おかげで熟睡&安眠できた。

旅宿の朝食は7時からである。

したがって、7時キッチリに、膳に着席している。

サバの塩焼きで1膳。目玉焼きとキャベツの千切りで1膳。そして、ほうれん草のお浸し、イカの塩辛、胡瓜のお漬物で、1膳。都合、3膳である。

イカの塩辛だけも、1膳食べられる。

ことほど左様に、この旅宿の食事は美味しい。

今日は日曜のこととて、旅宿の晩御飯はない。夜までのんびり過ごせるわけである。
どこに行こうか迷ったが、無性に久慈に行きたくなる。久慈はもちろん、朝の連ドラ『あまちゃん』のモデルとなった町であり、ロケが行われたところである。
本八戸駅まで行ったが、、久慈行は10:15発。まだ8:40。1時間半以上先である。
それに今日は天気も宜しくない。風はなく、空気も冷たくはないが、曇天で、イマイチすっきりしない。
さんざん迷った末、久慈行は断念して、町なかを散策することにする。

三八城公園の傍にある、三八城神社である。

この地方には、義経北行伝説が残されており、弁慶が足を乗せた、と、云われる岩がある。

これが、その岩である。

説明文である。

この後義経が大陸に渡ってジンギス=カンになった、とは、さすがに書いていない。

近くに八戸市役所があり、その前の広場に人が集まっていた。

メーデーの参加者である。

なるほど、今日は5月の1日、メーデーの日である。

ブラブラと町を散策。

天気はイマイチ。東北特有の、冬の曇空、である。

町はずれにある、市立図書館に辿り着く。

中に入って様子をうかがう。

2階に持込パソコン専用机があることを知る。カウンターに申し込んで2時間使用可。後がつかえてなければ、更に1時間、延長可。

今度からMOS BURGERに行かず、ここを利用すればいいわけだ。

しかし問題は、煙草が吸えないことである。

図書館を出たところに咲いていた。

説明文である。

思わぬところで、思わぬところとのつながりを発見した。

なんだか妙に嬉しい気分になる。こう云う人と人のつながりは、いいものである。

心がほのぼのとして、ウキウキしてくる。

図書館の近くの神社である。神明宮と云うらしい。

境内には巨大な銀杏の樹があって…………

これがその樹である。

なかなか立派で、風格がある。

らしい。

さて、町をブラつき、横丁を入って裏路地らしき道をたどっていると――――、

と、云うところを見つけた。

ライヴ・ハウスである。八戸にも、あるんだな~(失礼(''◇'')ゞ)

「♭(フラット)」と云うお店らしい。

残念ながら、今回の滞在中には機会がなさそうだか、近いうちに、一度伺ってみたいものだ。

さて、表通り(?)に出て――

「鷹匠小路」である。

(陰の声:見ればわかるわい!)

説明看板、である。

案内図、である。

今日のお昼ご飯は、ここ♡

今日のお昼ご飯は、これ♡

毎度おなじみ(?)せんべい汁定食、である。

食後の散歩は、こちらもすっかりおなじみ(??)、三八城公園である。

今日は肌寒くて、とてものんびりとベンチに寝っ転がる気分ではない。

三八城公園の近所には、こういう神社もある。

「おがみじんじゃ」と、読む。

ここにもいわゆる、“義経北行伝説”の名残がある。

平泉の、いわゆる衣川の戦いで、義経とともに死したと云われる彼の正妻は、じつは夫とともに高館を逃れ、この地にて死亡した、と、云うのである。

さて、先にも書いたように、本日日曜日は、旅宿の晩御飯がない。

したがって、外食せざるを得ないのだが、さてさて、いざとなると、お食事処と云うのは見当たらないもので、せっかく八戸にまで来て、チェーン店でもあるまいし……と、悩んだ末、みろく横丁に足を向けることにする。

夜のみろく横丁は、いつもながらの賑わいである。

で、今晩の御飯処は、ここ、「ねね」である。

大阪人には馴染み深き名前である。

うにの貝焼き、である。ぜ~たく~♡

背黒鰯(セグロイワシ)の炭火焼である(^^♪

これは店の外に設えたバーベキュウ・セット様のもので、本当に炭火で焼いている!

そしてまた、これがムチャムチャに旨い~♡

お店の看板娘、ふ~じこちゃ~ん♡ で、ある。

残念ながら、名字は「峰」では、ない。

ふ~じこちゃ~ん、は、知る人ぞ知る、八戸せんべい汁マイスターのゴールド・マイスター、である\(◎o◎)/!

お店のユニフォーム(?)

色気から(?)食い気に戻って(??)、お料理の紹介。

こまい焼き、である。

大きくても“こまい”とはこれ如何に、と云う問答ができそうなお魚だが、これがまた、すこぶる旨い。こまいはうまい!

二皿も平らげた。

大阪では食べられない、こう云った地元ならではの美味しいお料理が食せるのは、旅の愉しみの大なるもののひとつである\(^o^)/

これはなんだったろうか?

残念ながら、この時点ですでに酔いが回っていたものと見えて、品名までは記憶にない。

ただこれも、地元ならではの珍しい料理で、ひじょ~に美味しかったことだけは、記憶している。

それにしても、お店の母娘はもちろん、お客さんたちも、みな、感じのいい、気さくな人たちばかりである。

まるで大阪の屋台にいるような錯覚に陥る。

一見のわたいを温かく迎え入れてくれて、談論風発、冗談活発、彼方がボケれば此方がツッコみ、或る者が鼻高々に自慢話を披露すれば、連れが無慈悲に真相を暴露する。彼のホラ話には彼女が茶々を入れ、珍問珍答、意外なウラ話に、地元各地の方言談義、お国自慢……。

ふ~じこちゃんも黙ってはいない。あの客この客、その客どの客から繰り出される口撃愛想を見事に捌き、かくて店内は愉しい笑いがとどまらない。

愉しい時間は過ぎるのが早い、と、云うが、まさにしかり。

店を訪れたのは午後5時頃だったが、旅宿に帰り着いたのは、9時半頃である。

シャワーを浴びて床に就く。

さあ、明日は、どんな1日を過ごそうかな?